東海道の風景、リチャードソン氏殺害の現場 画像 拡大する

とうかいどう の ふうけい、リチャードソンし さつがい の げんば東海道の風景、リチャードソン氏殺害の現場

作家名
ベアト、フェリーチェ ベアト、フェリーチェ
作家英名
BEATO, Felice 
生年
1834年
没年
1909年
制作年
1863–70年頃(文久3–明治3年頃) 
技法、材質、形状
鶏卵紙、手彩色 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
19.0 x 29.3 cm 
受入種別
購入 
分野名
写真・映像(外国作家) 
収蔵品番号
84-PHF-008-22 

1862年8月21日、現在の横浜市鶴見区。4人のイギリス人が、薩摩さつま藩の一行に出くわします。彼らは、無礼であると斬り付けられ、そのうちリチャードソンが死亡しました。これが、薩摩さつまとイギリスとが戦争するきっかけとなる生麦事件です。これは、ベアトによって撮影されたその現場の写真です。ベアトは、横浜で活動した報道写真家でした。道をさえぎるように立つ男3人は、張り詰めた空気を伝えますが、ベアトは、彼らを画面の中央に置いていません。力強い枝ぶりと太い幹の大木が真ん中に来ています。ベアトは、現場全体をどう切り取って撮影するかで、その場の空気を伝えています。
(八柳サエ)

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