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淡くあかるい色調とのびやかな筆づかいで、腕に布をまとって横たわる裸婦が描かれています。タイトルの「ナックレ(nacré)」はフランス語で「真珠のような光沢がある」様子を意味します。この言葉には、画家がモデルから受けた印象が込められているのでしょう。本作は、木下にとって2回目のパリ滞在中に描かれました。そして20世紀の前衛芸術運動を紹介する重要な場であったパリのサロン・ドートンヌで発表されており、画家の自信作であったことがうかがえます。帰国後に木下は、都会のスタイリッシュな女性像とバレエダンサーの主題に熱心に取り組みます。ここにはやがてそれらの素地となる、人体の描き方の探求をみることができます。(片多祐子)
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淡くあかるい色調とのびやかな筆づかいで、腕に布をまとって横たわる裸婦が描かれています。タイトルの「ナックレ(nacré)」はフランス語で「真珠のような光沢がある」様子を意味します。この言葉には、画家がモデルから受けた印象が込められているのでしょう。本作は、木下にとって2回目のパリ滞在中に描かれました。そして20世紀の前衛芸術運動を紹介する重要な場であったパリのサロン・ドートンヌで発表されており、画家の自信作であったことがうかがえます。帰国後に木下は、都会のスタイリッシュな女性像とバレエダンサーの主題に熱心に取り組みます。ここにはやがてそれらの素地となる、人体の描き方の探求をみることができます。
(片多祐子)