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岩橋英遠は、戦前に「歴程美術協会れきていびじゅつきょうかい」を結成し、抽象美術やシュルレアリスムの絵画に着目して、新しい日本画の表現を目指しました。一方で、戦後、安やす田だ靫ゆき彦ひこへの正式入門を機に、あらためて日本絵画の古典を見直し、画風を変化させます。そうした研究をへて、さまざまな気象や季節のなかにある自然物や風景を深く観察し、対象の背後にある時間の流れをも表現する雄大で神秘的な画風を確立しました。この作品は、1988年の個展「富士を巡る―山と雲など」に出品された一点。タイトルの一文字は、光やかがやきを意味します。地平線を低くとり、広々とした空で陽ひの光を映して変化する雲の一瞬のきらめきを描きとどめています。(柏木智雄)
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岩橋英遠は、戦前に「歴程美術協会」を結成し、抽象美術やシュルレアリスムの絵画に着目して、新しい日本画の表現を目指しました。一方で、戦後、安田靫彦への正式入門を機に、あらためて日本絵画の古典を見直し、画風を変化させます。そうした研究をへて、さまざまな気象や季節のなかにある自然物や風景を深く観察し、対象の背後にある時間の流れをも表現する雄大で神秘的な画風を確立しました。
この作品は、1988年の個展「富士を巡る―山と雲など」に出品された一点。タイトルの一文字は、光やかがやきを意味します。地平線を低くとり、広々とした空で陽の光を映して変化する雲の一瞬のきらめきを描きとどめています。
(柏木智雄)