風の道 画像 拡大する

かぜ の みち風の道

作家名
フジタ ジュン 藤田 潤
作家英名
FUJITA, Jun 
生年
1951年
没年
-
制作年
1999年(平成11年) 
技法、材質、形状
ガラス、宙吹き、サンドブラスト、酸腐蝕 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
52.5 x 30.0 x 15.5 cm / 底:幅 7.3 cm、奥行 6.2 cm  
受入種別
購入 
分野名
工芸(日本作家) 
収蔵品番号
2000-CJ-004 

溶けているとき自由に動くガラスは、「流れる、漂う、浮かぶ」という表現にふさわしいと藤田は語ります。そこに色ガラスの温かみを加え、自然の美しさや人の心の優しさ、生命の輝きを作品に表現することを目指してきました。空中で竿さおを回しながら息を吹き込むちゅうきの技法や、型の上にガラスを置いて加熱し、ガラス自体の重みで形をつくるスランピングの技法などが使されています。この作品は、1990年代後半から制作をはじめた「風の道」シリーズの一点です。やわらかな色みで、流れを感じさせるゆったりとした形に仕上げられています。表面には砂の吹き付けや酸のしょくを利用して模様がほどこされ、絶妙な光の効果をうみだしています。
(長谷川珠緒)

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