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風の吹いた跡が残る砂丘は遠くまで広がり、奥には低い青空が見えます。手前には乾燥した植物の幹と水溜まり、すぐ横にはボートが置かれ、よく見ると黒いカラスが止まっています。1970年代の大学紛争のなか、國領は自らが教きょう鞭べんをとり直じかに接していた学生たちに感じた群れの中の孤独を描きました。その舞台となったのが、荒こう涼りょうとした砂丘の風景でした。この作品では砂の上に残る、過ぎ去った者の足跡が孤独感をより強調しています。ただし、画面のなかは無人のため、この作品の前に立つ者が孤独な存在であるかのようにも思えてくるでしょう。どこかへと逃れるためにボートをこぐオールもありません。風の吹く砂丘の中でただ呆然ぼうぜんとするほかないのです。(南島 興)
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風の吹いた跡が残る砂丘は遠くまで広がり、奥には低い青空が見えます。手前には乾燥した植物の幹と水溜まり、すぐ横にはボートが置かれ、よく見ると黒いカラスが止まっています。1970年代の大学紛争のなか、國領は自らが教鞭をとり直に接していた学生たちに感じた群れの中の孤独を描きました。その舞台となったのが、荒涼とした砂丘の風景でした。この作品では砂の上に残る、過ぎ去った者の足跡が孤独感をより強調しています。ただし、画面のなかは無人のため、この作品の前に立つ者が孤独な存在であるかのようにも思えてくるでしょう。どこかへと逃れるためにボートをこぐオールもありません。風の吹く砂丘の中でただ呆然とするほかないのです。
(南島 興)