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開港後まもない横浜、山手の丘から吉田新田よしだしんでん(現在の関内~石川町周辺)を望のぞむ風景です。横浜の中心部も、わずか150年ほど前はこんなに長閑のどかなところだったのですね。中央に見えるのは、建造中の横浜製鉄所。小さな村が、開港を機に近代化の第一歩を踏み出していくさまを象徴しているようです。撮影者のフェリーチェ・ベアトは、横浜居留地で活動したイギリス人写真家です。カラー写真?…と見まがいそうですが、これは白黒写真に職人が丹念に彩色したもの。ベアトが創始したともいわれるこの「彩色写真」は以降、明治期をとおして、外国人観光客向けの横浜のお土産品として流行していくことになります。(松永真太郎)
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開港後まもない横浜、山手の丘から吉田新田(現在の関内~石川町周辺)を望む風景です。横浜の中心部も、わずか150年ほど前はこんなに長閑なところだったのですね。中央に見えるのは、建造中の横浜製鉄所。小さな村が、開港を機に近代化の第一歩を踏み出していくさまを象徴しているようです。
撮影者のフェリーチェ・ベアトは、横浜居留地で活動したイギリス人写真家です。カラー写真?…と見まがいそうですが、これは白黒写真に職人が丹念に彩色したもの。ベアトが創始したともいわれるこの「彩色写真」は以降、明治期をとおして、外国人観光客向けの横浜のお土産品として流行していくことになります。
(松永真太郎)