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亀裂の入ったビル、散らばった靴底、写真、瓦礫がれきの山。これらの写真は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の直後のものです。震災後米田は、家族の暮らす兵庫県に帰郷して、神戸市内や淡路島をめぐりながら撮影しました。作者は普段、被写体となる土地の歴史を調査して、じっくりと計画を立てた上で撮影しますが、この時だけは衝動的しょうどうてきにシャッターを切っていたといいます。報道写真とは違うタイプの作品を制作する作者にとって、生々しい震災の爪痕つめあとをとらえたこの写真は異質のもので、長らく公開されることはありませんでした。2005年、「震災から10年」と題した個展で、10年後の被災地を撮影した新シリーズと共にはじめて発表されました。(木村絵理子)※同じシリーズのほかの作品もご覧いただけます。
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亀裂の入ったビル、散らばった靴底、写真、瓦礫の山。これらの写真は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の直後のものです。震災後米田は、家族の暮らす兵庫県に帰郷して、神戸市内や淡路島をめぐりながら撮影しました。作者は普段、被写体となる土地の歴史を調査して、じっくりと計画を立てた上で撮影しますが、この時だけは衝動的にシャッターを切っていたといいます。報道写真とは違うタイプの作品を制作する作者にとって、生々しい震災の爪痕をとらえたこの写真は異質のもので、長らく公開されることはありませんでした。2005年、「震災から10年」と題した個展で、10年後の被災地を撮影した新シリーズと共にはじめて発表されました。
(木村絵理子)
※同じシリーズのほかの作品もご覧いただけます。