にわ(くかく せいり によって しきち が けずり とられた しない さいだい の ひがい を うけた ちいき)庭(区画整理によって敷地が削り取られた 市内最大の被害を受けた地域)
- 作家英名
- YONEDA, Tomoko
- 生年
- 1965
- 没年
- -
- 制作年
- 2004年(平成16)(2005年のプリント)
- 技法、材質、形状
- 発色現像方式印画
- 縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
- 104.2 x 123.2 cm
- 受入種別
- 寄贈
- 寄贈者名
- 米田知子氏
- 分野名
- 写真・映像(日本作家)
- 収蔵品番号
- 2006-PHJ-017
空地や公園、新興住宅地、古い教室。目新しくもなさそうなこれらの風景は、いずれも1995年に発生した阪神淡路大震災の被災地の10年後の姿です。遺体安置所や避難所の跡地など、かつてここで起きたことがタイトルに書かれています。それを読むと、それまで「ふつう」に見えた景色が、途端に別のものに思えてくるかもしれません。作者は、過去の激戦地や、紛争のさなかにある土地などを訪れて、わたしたちが先入観で思い描くものとは違う、現実の景色を写真にします。このシリーズは、被災地支援のために芦屋で組織されたボランティアグループ「とまと」の協力を得て撮影され、震災直後の写真と共に「震災から10年」と題した個展で発表されました。
(木村絵理子)
※同じシリーズのほかの作品もご覧いただけます。