雲上接児観音菩薩像 画像 拡大する

うんじょう せつじ かんのん ぼさつ ぞう雲上接児観音菩薩像

作家名
ヨシタニ カホ 吉谷 華圃
作家英名
YOSHITANI, Kaho 
生年
1882年
没年
1961年
制作年
1904–05年頃(明治37–38年頃) 
技法、材質、形状
絹本着色、軸装(一幅) 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
139.7 x 55.8 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
新堀豊彦氏
分野名
日本画 
収蔵品番号
2009-JP-004 

は金沢生まれの日本画家です。仙台出身のなん岸浪柳溪きしなみりゅうけいに絵を学び、東京に転じた師を頼って上京し、実兄のいる横浜に移り住みました。そして横浜の円覚えんがく別院(さん)のもとめで描いただいはんをきっかけに横浜の貿易商・原富はらとみろう三溪さんけい)と知り合いました。当地の寺院からの依頼による仏画をてがけるほかに、三溪所蔵の仏画をはじめとして平安時代以降の仏教絵画の模写や研究に取り組みました。三溪ほか、横浜の文化人や政財界人と交際し、その援助をえて研究を深めたといいます。この作品では、祈りをささげる子どもにいつくしみのまなざしを向ける楊柳観音ようりゅうかんのんを鮮やかな色彩と美しい線で描き、仏画研究の成果を示しています。
(柏木智雄)

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