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色とりどりの大きな目の少女が、まっすぐこちらを見つめています。「春」というタイトルが示すように、少女はあたたかな光に包まれ、そのきゅっと結んだ口は、新たな一歩を踏み出す決意を感じさせます。この作品が描かれたのは、2012年4月。東日本大震災から1年を経た頃でした。東北出身の作家にとって震災の衝撃は大きく、しばらく絵筆を握れませんでした。しかし同年夏に控えていた個展「君や 僕に ちょっと似ている」(横浜美術館ほか2会場巡回)に向け、再びカンヴァスに向き合い、描かれたのがこの作品です。奈良の描く人物に特定のモデルはいませんが、この少女は震災の経験から立ち上がり前を向こうとする人々の自画像ともいえます。(片多祐子)
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色とりどりの大きな目の少女が、まっすぐこちらを見つめています。「春」というタイトルが示すように、少女はあたたかな光に包まれ、そのきゅっと結んだ口は、新たな一歩を踏み出す決意を感じさせます。この作品が描かれたのは、2012年4月。東日本大震災から1年を経た頃でした。東北出身の作家にとって震災の衝撃は大きく、しばらく絵筆を握れませんでした。しかし同年夏に控えていた個展「君や 僕に ちょっと似ている」(横浜美術館ほか2会場巡回)に向け、再びカンヴァスに向き合い、描かれたのがこの作品です。奈良の描く人物に特定のモデルはいませんが、この少女は震災の経験から立ち上がり前を向こうとする人々の自画像ともいえます。
(片多祐子)