当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
このページの本文へ移動
横浜美術館コレクション検索
English
コレクション検索TOPへ
海辺にまばらに集まる人物たち。このような人物のいる水辺のモチーフはこれ以降に小西作品の主な特徴となっていくものです。多くは後ろ向きで、顔は見えません。手前の白いシャツの女性から両端のすわる人物と立つふたりの人物に向かって、見る者の視線が広がっていきます。逆「く」の字に並ぶ数本の柵も、その視線の流れを促うながしているでしょう。この作品はデジタルカメラで撮った風景写真などを基にして描かれています。そのため、一見、写真的なリアリズムを感じさせますが、筆のタッチや意図的なブレや変形によって、写真それ自体とは異なる印象を与えます。創作された絵とも写真とも言いえない独特なリアルさをそなえた作品になっているのです。(南島 興)
Page Top
海辺にまばらに集まる人物たち。このような人物のいる水辺のモチーフはこれ以降に小西作品の主な特徴となっていくものです。多くは後ろ向きで、顔は見えません。手前の白いシャツの女性から両端のすわる人物と立つふたりの人物に向かって、見る者の視線が広がっていきます。逆「く」の字に並ぶ数本の柵も、その視線の流れを促しているでしょう。
この作品はデジタルカメラで撮った風景写真などを基にして描かれています。そのため、一見、写真的なリアリズムを感じさせますが、筆のタッチや意図的なブレや変形によって、写真それ自体とは異なる印象を与えます。創作された絵とも写真とも言いえない独特なリアルさをそなえた作品になっているのです。
(南島 興)