当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
このページの本文へ移動
横浜美術館コレクション検索
English
コレクション検索TOPへ
中島千波は学生時代に安保闘争やベトナム戦争の影響を受けて以来、一貫して人間存在の意味ということに関心を向けてきました。そして1970年代から、仏教的な死し生観せいかんに根ざした人物画を描いています。「existence」シリーズでは、象形文字しょうけいもじ(ここでは「夢」)を解体したかたちと人物が組み合わされます。人間がその営みを記録するために文字を創つくったことから発想したといいます。 “L” は夜、 “R” は昼の世界と見ることができます。同じ人物にもよく似た別人にも見える人たちは、どんな夢を見、目覚めてどこへ行くのでしょう。生きるとは、夢と現うつつを行き来しながら人間について考え続けること。そのような画家の想いが描かれています。(内山淳子)
Page Top
中島千波は学生時代に安保闘争やベトナム戦争の影響を受けて以来、一貫して人間存在の意味ということに関心を向けてきました。そして1970年代から、仏教的な死生観に根ざした人物画を描いています。「existence」シリーズでは、象形文字(ここでは「夢」)を解体したかたちと人物が組み合わされます。人間がその営みを記録するために文字を創ったことから発想したといいます。 “L” は夜、 “R” は昼の世界と見ることができます。同じ人物にもよく似た別人にも見える人たちは、どんな夢を見、目覚めてどこへ行くのでしょう。生きるとは、夢と現を行き来しながら人間について考え続けること。そのような画家の想いが描かれています。
(内山淳子)