木村伊兵衛による戦前期の貴重な写真集に『Four Japanese Painters』(1939年、国際報道写真協会発行)があります。『Japan Through A Leica』(1938年)に続く4冊目の写真集で、ライカ製のカメラで撮影した49枚の写真が収められています。写されているのは4人の日本画家、横山大観、川合玉堂、上村松園、鏑木清方。それぞれの肖像と画室での様子などが撮影されています。テキストがすべて英文であることから、日本文化を紹介する対外宣伝を意識した写真集と考えられます。 この作品は、その写真集に収められた1点。矢来町にあった画室で画想を練る姿でしょうか。前年に帝国芸術院会員に任命された清方は、作画と文筆の両面で活躍し、円熟期にありました。 (柏木智雄)
木村伊兵衛による戦前期の貴重な写真集に『Four Japanese Painters』(1939年、国際報道写真協会発行)があります。『Japan Through A Leica』(1938年)に続く4冊目の写真集で、ライカ製のカメラで撮影した49枚の写真が収められています。写されているのは4人の日本画家、横山大観、川合玉堂、上村松園、鏑木清方。それぞれの肖像と画室での様子などが撮影されています。テキストがすべて英文であることから、日本文化を紹介する対外宣伝を意識した写真集と考えられます。
この作品は、その写真集に収められた1点。矢来町にあった画室で画想を練る姿でしょうか。前年に帝国芸術院会員に任命された清方は、作画と文筆の両面で活躍し、円熟期にありました。
(柏木智雄)