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歌川国芳は、化か政せい期きから幕末にかけて活躍した江戸時代の浮世絵師。動きのある武者絵や当時の政治を風刺する絵などで人気をよびました。安政の開国によって開港場かいこうじょうのひとつとされた横浜には、江戸幕府によってたちまち港が築かれ1859年に開港しました。この作品では、開港後一年で様々な店が軒のきを連ねる横浜の本町通りを、一丁目側から望む風景が描かれています。左端の一丁目の角には、生糸商きいとしょうの三井の店が見えます。西洋画の遠近法をつかって奥行を巧みに表現した広い通りには、生糸を運ぶ大八車だいはちぐるまや旅たび姿すがたの男女、棒ぼ手て振ふりの魚屋、西洋人や中国人、洋犬などが細かく描かれ、大変なにぎわいだったことがうかがえます。国芳最晩年の作品のひとつです。(柏木智雄)
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歌川国芳は、化政期から幕末にかけて活躍した江戸時代の浮世絵師。動きのある武者絵や当時の政治を風刺する絵などで人気をよびました。
安政の開国によって開港場のひとつとされた横浜には、江戸幕府によってたちまち港が築かれ1859年に開港しました。この作品では、開港後一年で様々な店が軒を連ねる横浜の本町通りを、一丁目側から望む風景が描かれています。左端の一丁目の角には、生糸商の三井の店が見えます。西洋画の遠近法をつかって奥行を巧みに表現した広い通りには、生糸を運ぶ大八車や旅姿の男女、棒手振の魚屋、西洋人や中国人、洋犬などが細かく描かれ、大変なにぎわいだったことがうかがえます。国芳最晩年の作品のひとつです。
(柏木智雄)