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日本の第二次世界大戦後60年の主な出来事を双六すごろくの形式でたどる作品です。フリダシは1945年8月6日、9日の広島・長崎への原爆投下、アガリはこの作品の制作された2005年の小泉政権発足。日本の輝かしい戦後復興と同時に起きていた政治的・社会的な暗い出来事が並べられています。こうした現実のなかにある光と闇を、風間は白と黒の版画の明暗のなかにユーモアを交えて描き出します。この作品ではせっかく戦争の終わりから始まったにもかかわらず、ブッシュ大統領によるイラク戦争の開始に至り、最後には小泉元首相が「おめでとう」と祝福しています。ブラックユーモアのある表現は、風間の社会風刺のためのひとつの手法なのです。(南島 興)
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日本の第二次世界大戦後60年の主な出来事を双六の形式でたどる作品です。フリダシは1945年8月6日、9日の広島・長崎への原爆投下、アガリはこの作品の制作された2005年の小泉政権発足。日本の輝かしい戦後復興と同時に起きていた政治的・社会的な暗い出来事が並べられています。こうした現実のなかにある光と闇を、風間は白と黒の版画の明暗のなかにユーモアを交えて描き出します。この作品ではせっかく戦争の終わりから始まったにもかかわらず、ブッシュ大統領によるイラク戦争の開始に至り、最後には小泉元首相が「おめでとう」と祝福しています。ブラックユーモアのある表現は、風間の社会風刺のためのひとつの手法なのです。
(南島 興)