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すっと立ちあがる木の彫刻。木のもつ最も自然な形を切り取ったかのような作品です。木にはそれぞれに「個性」があり、「木の声」に耳を傾け、木との対話をとおして形を彫りだしていくと語る澄川。「そりのあるかたち」シリーズは、粘土で形をつくる塑そ像ぞうの具象彫刻からスタートした澄川が、石や金属、プラスチックなどを経て、木という素材に真正面から向き合い始めた1970年代以降、長きにわたり追求し続けてきたテーマです。弧こを描くなだらかな曲線は、山のすそ野のゆるやかなラインや、日本刀の背と棟むねにみる反そりと起むくり、神社仏閣の張り出した屋根など、作家にとって、伝統的な日本の風土や文化に通じる造形でもあるのです。(長谷川珠緒)
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すっと立ちあがる木の彫刻。木のもつ最も自然な形を切り取ったかのような作品です。木にはそれぞれに「個性」があり、「木の声」に耳を傾け、木との対話をとおして形を彫りだしていくと語る澄川。「そりのあるかたち」シリーズは、粘土で形をつくる塑像の具象彫刻からスタートした澄川が、石や金属、プラスチックなどを経て、木という素材に真正面から向き合い始めた1970年代以降、長きにわたり追求し続けてきたテーマです。弧を描くなだらかな曲線は、山のすそ野のゆるやかなラインや、日本刀の背と棟にみる反りと起り、神社仏閣の張り出した屋根など、作家にとって、伝統的な日本の風土や文化に通じる造形でもあるのです。
(長谷川珠緒)