そりのあるかたち 画像

そりのあるかたち

作家名
スミカワ キイチ 澄川 喜一
作家英名
SUMIKAWA, Kiichi 
生年
1931年
没年
2023年
制作年
2017年(平成29年) 
技法、材質、形状
木(欅) 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
210.0 x 62.0 x 38.5 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
澄川喜一氏
分野名
彫刻・立体(日本作家) 
収蔵品番号
2020-SJ-001 

すっと立ちあがる木の彫刻。木のもつ最も自然な形を切り取ったかのような作品です。木にはそれぞれに「個性」があり、「木の声」に耳を傾け、木との対話をとおして形を彫りだしていくと語る澄川。「そりのあるかたち」シリーズは、粘土で形をつくるぞうの具象彫刻からスタートした澄川が、石や金属、プラスチックなどを経て、木という素材に真正面から向き合い始めた1970年代以降、長きにわたり追求し続けてきたテーマです。を描くなだらかな曲線は、山のすそ野のゆるやかなラインや、日本刀の背とむねにみるりとむくり、神社仏閣の張り出した屋根など、作家にとって、伝統的な日本の風土や文化に通じる造形でもあるのです。
(長谷川珠緒)

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