銀座フォトモンタージュ 画像

ぎんざ フォトモンタージュ銀座フォトモンタージュ

作家名
シブヤ リュウキチ 渋谷 龍吉
作家英名
SHIBUYA, Ryukichi 
生年
1907年
没年
1995年
制作年
1934–40年頃(昭和9–15年頃) 
技法、材質、形状
ゼラチン・シルバー・プリント 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
18.1 x 30.1 cm 
受入種別
購入 
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
84-PHJ-29E 

銀座が日本を代表する繁華街になったのは、関東大震災後のことだそうです。1928年、洋風レストランの草分けである資生堂パーラーが開業、1932年に服部時計店(現・和光)の新店舗が、1933年に4千人収容の日本劇場が完成しました。この写真には、そのみっつの建物(資生堂パーラーは1934年の改装後の姿)が、フォトモンタージュという切り貼りの手法で表されています。当時、銀座でお茶やそぞろ歩きをすることが流行になり、「銀ブラ」と呼ばれていました。洋装の男女は、そうした人の姿でしょう。広告写真の世界で評価された渋谷は、ヨーロッパの構成主義に感化された斜めの構図やフォトモンタージュなどの手法を駆使して、最先端の街の空気を生み出しています。
(木村絵理子)

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