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ある日ルーヴル美術館でこの窓を目にしたホックニー。油絵だけでなく、同じ主題で銅版画もつくりました。わずか10色程度で、線の密度を変えて巧みに明暗を表現しています。茶色の床などツヤツヤして見えませんか?フランス美術の粋すいを集めた美術館の、フランス式庭園を望む一角。さらには、四角い枠の中に別の世界をのぞかせるところが一緒だ、と、絵画の喩たとえに用いられてきた「窓」。「これぞ絵そのもの! しかもいかにもフランス的だ」と小こ躍おどりした画家の悦よろこびは容易に想像できます。そのうえホックニーは、別の「フランス風」も織り込みました。手前の壁に広がる緑色と黄土色の点々は、パリ生まれの印象派が活用した手法を引いたものなのです。(坂本恭子)
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ある日ルーヴル美術館でこの窓を目にしたホックニー。油絵だけでなく、同じ主題で銅版画もつくりました。わずか10色程度で、線の密度を変えて巧みに明暗を表現しています。茶色の床などツヤツヤして見えませんか?
フランス美術の粋を集めた美術館の、フランス式庭園を望む一角。さらには、四角い枠の中に別の世界をのぞかせるところが一緒だ、と、絵画の喩えに用いられてきた「窓」。「これぞ絵そのもの! しかもいかにもフランス的だ」と小躍りした画家の悦びは容易に想像できます。そのうえホックニーは、別の「フランス風」も織り込みました。手前の壁に広がる緑色と黄土色の点々は、パリ生まれの印象派が活用した手法を引いたものなのです。
(坂本恭子)