銀座の強制疎開 (東京シリーズ) 画像

ぎんざ の きょうせい そかい(とうきょう シリーズ)銀座の強制疎開 (東京シリーズ)

作家名
モロオカ コウジ 師岡 宏次
作家英名
MOROOKA, Koji 
生年
1914年
没年
1991年
制作年
1945年(昭和20年) 
技法、材質、形状
ゼラチン・シルバー・プリント 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
29.6 x 20.1 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
師岡宏次氏
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
85-PHJ-171 

第二次世界大戦中、アメリカ軍による空襲がはじまると、少しでも多くの人や建物を守るために、子どもたちを田舎いなかへ移住させたり、密集する建物を間引きすることが行われました。これをかいとよびます。銀座では、1944年3月に通りの半分以上の建物が壊されたともいわれる、大規模な建物疎開がありました。この写真は、その頃に銀座3丁目のあたりで写されたものです。ちょうど洋品店があったのか、腕の取れたマネキンが立っています。そして手前には、華やかな柄の生地を仕立て直したモンペ姿の女性が歩いています。師岡は、ファッションの街銀座で、建物だけでなく、装うことの自由まで奪われてしまったことを、記録しようとしたのでしょう。
(木村絵理子)

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