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横山大観は、1923年、尊敬する師の岡倉天心おかくらてんしんを亡くしました。師亡きあとは、画家仲間と親しく交際して、お互いに影響を与えあうようになります。そうした交流をとおして、描き方やテーマに工夫をこらしていきました。なかでも水墨画すいぼくがでは、濃さの異なる墨を使い分けながら、個性的な作品を数多く描きました。この作品もそのひとつです。雲の上で雪を頂いた富士山を墨と胡粉ごふん(貝がらから作られた白い色の絵具)で描いています。タイトルは、信仰しんこうの対象でもあった二つとない神秘的な独立峰どくりつほう、富士山を意味しています。(柏木智雄)
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横山大観は、1923年、尊敬する師の岡倉天心を亡くしました。師亡きあとは、画家仲間と親しく交際して、お互いに影響を与えあうようになります。そうした交流をとおして、描き方やテーマに工夫をこらしていきました。なかでも水墨画では、濃さの異なる墨を使い分けながら、個性的な作品を数多く描きました。この作品もそのひとつです。雲の上で雪を頂いた富士山を墨と胡粉(貝がらから作られた白い色の絵具)で描いています。タイトルは、信仰の対象でもあった二つとない神秘的な独立峰、富士山を意味しています。
(柏木智雄)