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パリのアトリエの近くに小鳥をたくさん飼う人がいて、人間の生活に親しい気持ちの小鳥を描いてみたい、と思ったのが作品の出発点でした。金属とガラスの文鎮ぶんちんは、紙に記した貴重な思し惟いが吹き散らされてしまわないよう押さえるもの。画中の紙片に文字はなく、かわりに小さな草花や種子がちらばっています。ここでの貴重な思索・想念は、自然の神秘にかかわるものなのでしょう。そしてガラスの文鎮に、自然の一部であり、長谷川が自己の分身とも語る小鳥がちょこんと乗っています。「No. 2」では人間の知を象徴するチェスやドミノやトランプが描かれ、上方に、こちらの作品と向き合う小鳥が一羽。対をなして版画家の宇宙観を伝える作品たちです。(坂本恭子)
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パリのアトリエの近くに小鳥をたくさん飼う人がいて、人間の生活に親しい気持ちの小鳥を描いてみたい、と思ったのが作品の出発点でした。
金属とガラスの文鎮は、紙に記した貴重な思惟が吹き散らされてしまわないよう押さえるもの。画中の紙片に文字はなく、かわりに小さな草花や種子がちらばっています。ここでの貴重な思索・想念は、自然の神秘にかかわるものなのでしょう。そしてガラスの文鎮に、自然の一部であり、長谷川が自己の分身とも語る小鳥がちょこんと乗っています。
「No. 2」では人間の知を象徴するチェスやドミノやトランプが描かれ、上方に、こちらの作品と向き合う小鳥が一羽。対をなして版画家の宇宙観を伝える作品たちです。
(坂本恭子)