寒山拾得 画像 拡大する

かんざん じっとく寒山拾得

作家名
イシイ リンキョウ 石井 林響
作家英名
ISHII, Rinkyo 
生年
1884年
没年
1930年
制作年
明治末頃 
技法、材質、形状
紙本淡彩、軸装(一幅) 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
59.0 x 83.6 cm 
受入種別
購入 
分野名
日本画 
収蔵品番号
87-JP-002 

石井林響は、十代で橋本雅邦はしもとがほうに入門。林響は、伝統的な狩野派かのうはの手法に西洋的な表現を採り入れて新しい日本画をめざした雅邦を、深く敬慕けいぼしました。林響が23歳の時、雅邦は死去しますが、その頃、伊豆の新井旅館の主人・相原沐芳あいはらもくほうに才能を見出されます。沐芳のもとには安田靫彦やすだゆきひこ今村紫紅いまむらしこうら若手画家が集っており、林響は彼らと共に制作にいそしみました。この絵はその前後の作と考えられます。奇行で知られた唐の修行者・寒山かんざん拾得じっとくは、近世の禅画の好主題。常人離れした不気味な笑いをたたえた図が有名ですが、この絵の二人は、怪異な雰囲気ながらもどこか思慮深そうです。陰影を活かして人間味ある表情を細やかに描いたところに、工夫が見られます。
(内山淳子)

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