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おぐらやま小倉山

作家名
シモムラ カンザン 下村 観山
作家英名
SHIMOMURA, Kanzan 
生年
1873年
没年
1930年
制作年
1909年(明治42年) 
技法、材質、形状
絹本着色、六曲屏風一双 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
各 157.0 x 333.5 cm 
受入種別
購入 
分野名
日本画 
収蔵品番号
87-JP-012 

百人一首に次のような歌があります。

小倉山 峰のもみじ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ

平安時代の貴族で亡くなったあと「ていしんこう」と呼ばれた藤原忠平ふじわらのただひらが、この歌をよみました。京都小倉山のもみじに感動したじょうこうだいてんのうの父)の思いに心よせた歌です。観山はこの歌に想をえて《小倉山》を描いたと考えられます。画面右の人物は歌をつくる貞信公その人です。左には貞信公が目にする木々を描いたのでしょうか。観山の師であるおかくらかくぞうてんしん)は、色あざやかな木々を金の地に描くことに観山のねらいがあると指摘しました。
(柏木智雄)

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