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1944年6月6日、連合国軍ノルマンディー上陸作戦の日。その第一陣の部隊に同行したロバート・キャパは、ドイツ軍の砲撃が降り注ぐなか、上陸の一部始終をカメラに収めました。命がけで撮影したそのフィルムは『ライフ』誌のロンドン支局に送られますが、現像中の不手際により、その大半が溶けてしまいます。かろうじてプリント可能な状態で残された写真のうち、もっともよく知られるのが、「波の中の顔」と呼ばれるこの一枚です。 画像のブレが、混乱のただ中にある場の緊迫感をありありと伝えます。そして、このような場においてもひとりの人間をフォーカスする、キャパならではの視点が、この写真をとりわけ印象深いものにしています。 (松永真太郎)
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1944年6月6日、連合国軍ノルマンディー上陸作戦の日。その第一陣の部隊に同行したロバート・キャパは、ドイツ軍の砲撃が降り注ぐなか、上陸の一部始終をカメラに収めました。命がけで撮影したそのフィルムは『ライフ』誌のロンドン支局に送られますが、現像中の不手際により、その大半が溶けてしまいます。かろうじてプリント可能な状態で残された写真のうち、もっともよく知られるのが、「波の中の顔」と呼ばれるこの一枚です。
画像のブレが、混乱のただ中にある場の緊迫感をありありと伝えます。そして、このような場においてもひとりの人間をフォーカスする、キャパならではの視点が、この写真をとりわけ印象深いものにしています。
(松永真太郎)