Work 62-19 画像

©Yukihisa Isobe

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Work 62-19

作家名
イソベ ユキヒサ 磯辺 行久
作家英名
ISOBE, Yukihisa 
生年
1935年
没年
-
制作年
1962年(昭和37年) 
技法、材質、形状
木、油彩、大理石粉 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
182.0 x 128.0 x 9.0 cm 
受入種別
購入 
分野名
油彩その他の絵画(日本作家) 
収蔵品番号
88-OJ-001 

盾形たてがた紋章風もんしょうふうのワッペンが、画面にいくつも並んでいます。国旗のような単純なデザインもあれば、白いままのものも。11世紀頃のドイツで戦いの敵味方を見分けるためにうまれた紋章は、やがて家系に引き継がれる象徴としての役割を持って広まり、衣服や建物の飾りとしても用いられました。この作品の紋章も、西洋の建築にしばしばみられるレリーフ(浅浮彫)を思わせます。磯辺は通称「ワッペンシリーズ」と呼ばれるこの一連の作品を1960年代前半に集中的に制作したのちに渡米し、環境や建築的な考え方へも関心を広げます。ここにみられるワッペンは、彫刻と建築のあいだにある存在として、この美術家の関心の原点を示しているのでしょう。
(片多祐子)

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