戸外での食事 画像 拡大する

こがい での しょくじ戸外での食事

作家名
メンペス、モーティマー メンペス、モーティマー
作家英名
MENPES, Mortimer 
生年
1855年
没年
1938年
制作年
1887–88年頃(明治20–21年頃) 
技法、材質、形状
エッチング 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
20.2 x 20.2 cm 
受入種別
購入 
分野名
版画(外国作家) 
収蔵品番号
90-PRF-045 

両親がイギリス人、オーストラリア生まれのメンペスは、ロンドンの王立美術学校で絵を学びます。日本好きの画家ホイッスラーの影響で日本に興味を抱き、フランスで始まりヨーロッパに広がったジャポニスム(日本の美術品への関心の高まり)がイギリスで盛り上がった頃、1887年に来日。特異な画風を示した画家河鍋かわなべきょうさいとも交流し、10年後には娘とも再来日します。日本に魅せられ、せいの人々、特に子どもに向けたメンペスの眼差しには深い愛情が込められています。この作品は陽気の良い日、見晴らしの良い場所で食事を楽しむ母と子らが描かれています。子を抱く母の笑みから、つつましくも穏やかで、幸せに満ちた名もなき人々の日常がうかがえます。
(八柳サエ)

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