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©Keiji Hayashi
山高帽の人物が重力から解き放たれて、空を飛んでいるかのようです。横浜生まれの作家は、1989年の横浜博覧会で帆船日本丸の帆を見上げながら、大きな帆布に描くことを思いつきました。さらに博覧会閉幕後まもなくベルリンの壁崩ほう壊かいのニュースが世界中を駆け巡ると、作家は空飛ぶ男のイメージに、自由を手に入れた市民の高こう揚よう感かんを重ねました。ここで使われるテンペラ(卵などの乳化する物質で絵具を溶く技法)は、イタリア・ルネサンスの画家、ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチの名画と同じ技法。この作品は、作家がイタリア留学で身につけた西洋の伝統的な技法と、日本の工芸品を思わせる平面的な装飾性が作家のなかで融ゆう合ごうし生み出されています。(片多祐子)
※この作品の画稿もご覧いただけます。
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山高帽の人物が重力から解き放たれて、空を飛んでいるかのようです。横浜生まれの作家は、1989年の横浜博覧会で帆船日本丸の帆を見上げながら、大きな帆布に描くことを思いつきました。さらに博覧会閉幕後まもなくベルリンの壁崩壊のニュースが世界中を駆け巡ると、作家は空飛ぶ男のイメージに、自由を手に入れた市民の高揚感を重ねました。ここで使われるテンペラ(卵などの乳化する物質で絵具を溶く技法)は、イタリア・ルネサンスの画家、ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチの名画と同じ技法。この作品は、作家がイタリア留学で身につけた西洋の伝統的な技法と、日本の工芸品を思わせる平面的な装飾性が作家のなかで融合し生み出されています。
(片多祐子)
※この作品の画稿もご覧いただけます。