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ゴンサレスは鉄の彫刻のパイオニアです。鉄の棒や板を、切ったり曲げたり叩たたいたりして部材を作り、それらをひとつひとつ溶接して組み立てます。彼はこの方法を「空間にデッサンする」と呼びました。この作品では卵型に切った厚板を、ジグザグの線に沿ってふたつに切り離し、左右の部材が斜めに交差する位置で裏から支柱に溶接しています。表面には槌つち目めが施され、光の当たり方や見る角度に応じてマスクは豊かな表情を見せます。伝統的なマスク(お面)は顔を浮彫で表しますが、この作品はふたつの面がつくる空間と明暗、動きのある線によって顔を表現します。当館の作品は鉄の原作から鋳ちゅう造ぞうされたブロンズですが、その風合いをよく伝えています。(中村尚明)
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ゴンサレスは鉄の彫刻のパイオニアです。鉄の棒や板を、切ったり曲げたり叩いたりして部材を作り、それらをひとつひとつ溶接して組み立てます。彼はこの方法を「空間にデッサンする」と呼びました。この作品では卵型に切った厚板を、ジグザグの線に沿ってふたつに切り離し、左右の部材が斜めに交差する位置で裏から支柱に溶接しています。表面には槌目が施され、光の当たり方や見る角度に応じてマスクは豊かな表情を見せます。伝統的なマスク(お面)は顔を浮彫で表しますが、この作品はふたつの面がつくる空間と明暗、動きのある線によって顔を表現します。当館の作品は鉄の原作から鋳造されたブロンズですが、その風合いをよく伝えています。
(中村尚明)