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「ギョロっとにらみつけるダルマさんはおっかないけど、ふふっ、これなら大丈夫そう」「おいおい、遠くからならやりたい放題かい…」そんな微ほほ笑えましい応おう酬しゅうが聞こえてくるようです。 カリフォルニア育ちのヘレン・ハイドは1899年に初来日。浮世絵版画の伝統に学びながら、絵師として原画を提供するだけでなく、彫りと摺すりにも自身の意図を行きわたらせる制作を目指しました。生涯に3回、通算して10年以上の歳月を日本で過ごします。この木版画は、彼女がもっとも豊かな実りをあげた二度目の滞在時(1902-10年)のもの。Helen Hydeヘレン・ハイドのイニシャルをハンコ風にあしらい、暖の簾れんの紋もんにしたあたりにも、ユーモアのセンスが生きています。(坂本恭子)
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「ギョロっとにらみつけるダルマさんはおっかないけど、ふふっ、これなら大丈夫そう」
「おいおい、遠くからならやりたい放題かい…」
そんな微笑ましい応酬が聞こえてくるようです。
カリフォルニア育ちのヘレン・ハイドは1899年に初来日。浮世絵版画の伝統に学びながら、絵師として原画を提供するだけでなく、彫りと摺りにも自身の意図を行きわたらせる制作を目指しました。生涯に3回、通算して10年以上の歳月を日本で過ごします。この木版画は、彼女がもっとも豊かな実りをあげた二度目の滞在時(1902-10年)のもの。Helen Hydeのイニシャルをハンコ風にあしらい、暖簾の紋にしたあたりにも、ユーモアのセンスが生きています。
(坂本恭子)