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ライトで浮かびあがる35mmのスライド写真は、「アラーキー」の愛称で知られる荒木が、1991年1月から12月の一年間、日常生活の中で撮影した1,518枚のスナップ写真による日記です。一枚一枚をじっくり見るのではなく、おびただしい数を見せることで、荒木と、荒木が関わったたくさんの人の人生がクロスして見えてきます。最初に展覧会で発表された時、8枚のスライドが警察に押収されました。日本の法律では、性器を見せることが「わいせつ」にあたる可能性が高いと禁じられていたためです。さらに展覧会の主催者が自主的に99枚を取り外したので、穴があいています。その数字を題名にすることで、自由な表現とは何なのかを考えさせる作品にもなりました。(木村絵理子)
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ライトで浮かびあがる35mmのスライド写真は、「アラーキー」の愛称で知られる荒木が、1991年1月から12月の一年間、日常生活の中で撮影した1,518枚のスナップ写真による日記です。一枚一枚をじっくり見るのではなく、おびただしい数を見せることで、荒木と、荒木が関わったたくさんの人の人生がクロスして見えてきます。最初に展覧会で発表された時、8枚のスライドが警察に押収されました。日本の法律では、性器を見せることが「わいせつ」にあたる可能性が高いと禁じられていたためです。さらに展覧会の主催者が自主的に99枚を取り外したので、穴があいています。その数字を題名にすることで、自由な表現とは何なのかを考えさせる作品にもなりました。
(木村絵理子)