←前のページに戻る 前の作品 次の作品 あみ の なか の あか網の中の赤 作家名 カンディンスキー、ヴァシリィ カンディンスキー、ヴァシリィ 作家英名 KANDINSKY, Wassily 生年 1866年 没年 1944年 制作年 1927年 技法、材質、形状 油彩、厚紙 縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚) 61.0 x 49.0 cm 受入種別 購入 分野名 油彩その他の絵画(外国作家) 収蔵品番号 83-OF-019 「抽象絵画の父」とも呼ばれるカンディンスキー。彼が「抽象」に踏み入った当初の画風は、聖書の物語や自然のモチーフから得た印象や感情を、鮮烈な色彩で描き出すというものでした。しかしドイツの総合芸術学校バウハウスへの赴任(1922年)を機に、幾何学的モチーフを多用する画面構成へと大きく変化していきます。この作品は、そのバウハウス時代の一点です。この時期のヨーロッパでは幾何学的な造形表現が流行していました。それらは俗に「冷たい抽象」と呼ばれます。しかしカンディンスキーが柔らかな色彩で描く形態、リズム感のある構成は、冷たさよりもむしろ温かみを感じさせます。(松永真太郎) メタデータ : Json-LD n3 nt rdf(xml) ttl
「抽象絵画の父」とも呼ばれるカンディンスキー。彼が「抽象」に踏み入った当初の画風は、聖書の物語や自然のモチーフから得た印象や感情を、鮮烈な色彩で描き出すというものでした。しかしドイツの総合芸術学校バウハウスへの赴任(1922年)を機に、幾何学的モチーフを多用する画面構成へと大きく変化していきます。この作品は、そのバウハウス時代の一点です。
この時期のヨーロッパでは幾何学的な造形表現が流行していました。それらは俗に「冷たい抽象」と呼ばれます。しかしカンディンスキーが柔らかな色彩で描く形態、リズム感のある構成は、冷たさよりもむしろ温かみを感じさせます。
(松永真太郎)