日本の絵師  画像 拡大する

にほん の えし日本の絵師

作家名
オルリック、エミール オルリック、エミール
作家英名
ORLIK, Emil 
生年
1870年
没年
1932年
制作年
1901年(明治34年) 
技法、材質、形状
木版 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
19.6 x 15.9 cm 
受入種別
購入 
分野名
版画(外国作家) 
収蔵品番号
94-PRF-002 

1870年、プラハの裕福なユダヤ人の家に生まれたオルリックは、1896年に初めて木版画を制作したのち、木版技術の本場である日本へ行こうと考えました。来日すると、木版だけでなく、当時、日本の美術界の方向性に影響を持っていた東洋美術史家フェノロサや岡倉覚三おかくらかくぞう天心てんしん)ともつながりのある狩野派の画家、狩野かのう友信とものぶに日本の伝統的な筆法も学びました。これは、オルリックが手掛けた三部作、《日本の《日本のほり《日本のすりのうちのひとつで、モデルは友信です。絵を描くときに、少し身体を傾けながら、筆を立て、緊張した線を引く姿が、シンプルですっきりした画面の中で、生き生きととらえられています。
(八柳サエ)

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