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深い闇のなかに、光を放って浮かぶ幾何学的なかたちの数々。駒井はこの作品について「ふとした瞬間、人の心を通り過ぎるなんとも云いえない解放感を銅版画として視覚化」したと語っています。作品のタイトルは、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフによる曲名にちなんでいます。この作品で駒井は、目にみえる外界物の写生ではなく、ひとの心の中の風景や感覚といった見えないものに具体的なイメージを与えています。それは、日本の現代銅版画に新たな境地をもたらす表現でした。駒井は本作によって、第1回サンパウロ・ビエンナーレ(1951年)で在聖日本人賞を受賞します。それは日本人として初の国際展での受賞という快挙となりました。(片多祐子)
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深い闇のなかに、光を放って浮かぶ幾何学的なかたちの数々。駒井はこの作品について「ふとした瞬間、人の心を通り過ぎるなんとも云えない解放感を銅版画として視覚化」したと語っています。作品のタイトルは、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフによる曲名にちなんでいます。この作品で駒井は、目にみえる外界物の写生ではなく、ひとの心の中の風景や感覚といった見えないものに具体的なイメージを与えています。それは、日本の現代銅版画に新たな境地をもたらす表現でした。駒井は本作によって、第1回サンパウロ・ビエンナーレ(1951年)で在聖日本人賞を受賞します。それは日本人として初の国際展での受賞という快挙となりました。
(片多祐子)