どんど焼 画像 拡大する

どんど やきどんど焼

作家名
アライ カンポウ 荒井 寛方
作家英名
ARAI, Kanpo 
生年
1878年
没年
1945年
制作年
1929年(昭和4年) 
技法、材質、形状
紙本着色、軸装(一幅) 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
262.3 x 149.6 cm 
受入種別
購入 
分野名
日本画 
収蔵品番号
95-JP-001 

どんど焼きは、小正月(1月15日前後の頃)に行われる火祭り。新たな年が病気や怪我なく過ごせるように、正月飾りなどを焼いてお祈りした身近な行事でした。火がけがれを清め、魔をはらう意味とした平安時代の宮中きゅうちゅうの行事から一般に広まったとも言われます。地方によって違う呼び名があります。画面の中央の朱色しゅいろの炎は、装飾的な形をつなげていくように描かれて、堂々と燃え盛る様子が大きく表されています。その脇で炎を見上げる子どもたちの手は、仏教でいういんを結ぶような丸い指の形や、じゅを持つような形に描かれています。それは、まるで大きな炎を本尊ほんぞんとしたわきの仏像のようです。この画家はぶつに優れた作品を残したことで知られています。
(八柳サエ)

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