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溶けているとき自由に動くガラスは、「流れる、漂う、浮かぶ」という表現にふさわしいと藤田は語ります。そこに色ガラスの温かみを加え、自然の美しさや人の心の優しさ、生命の輝きを作品に表現することを目指してきました。空中で竿さおを回しながら息を吹き込む宙ちゅう吹ぶきの技法や、型の上にガラスを置いて加熱し、ガラス自体の重みで形をつくるスランピングの技法などが駆く使しされています。この作品は、1990年代後半から制作をはじめた「風の道」シリーズの一点です。やわらかな色みで、流れを感じさせるゆったりとした形に仕上げられています。表面には砂の吹き付けや酸の腐ふ蝕しょくを利用して模様がほどこされ、絶妙な光の効果をうみだしています。(長谷川珠緒)
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溶けているとき自由に動くガラスは、「流れる、漂う、浮かぶ」という表現にふさわしいと藤田は語ります。そこに色ガラスの温かみを加え、自然の美しさや人の心の優しさ、生命の輝きを作品に表現することを目指してきました。空中で竿を回しながら息を吹き込む宙吹きの技法や、型の上にガラスを置いて加熱し、ガラス自体の重みで形をつくるスランピングの技法などが駆使されています。この作品は、1990年代後半から制作をはじめた「風の道」シリーズの一点です。やわらかな色みで、流れを感じさせるゆったりとした形に仕上げられています。表面には砂の吹き付けや酸の腐蝕を利用して模様がほどこされ、絶妙な光の効果をうみだしています。
(長谷川珠緒)