精霊の踊り 画像 拡大する

せいれい の おどり精霊の踊り

作家名
ミヤザキ シン 宮崎 進
作家英名
MIYAZAKI, Shin 
生年
1922年
没年
2018年
制作年
2001年(平成13年) 
技法、材質、形状
油彩、麻布、合板 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
194.0 x 142.0 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
宮崎進氏
分野名
油彩その他の絵画(日本作家) 
収蔵品番号
2002-OJ-004 

画学生ががくせいであった宮崎進は、1942年、兵士となって中国大陸に渡りました。終戦後およそ4年にわたってシベリアでとらわれの身となります。きびしい戦争と抑留よくりゅうの体験を経て、宮崎がふたたび絵を描き始めたのは50年代半ばのことでした。さまざまなテーマを追求したのち、90年代から戦争とシベリアでの体験の記憶を、麻布ドンゴロスを使って精力的に表現するようになります。戦時の悲惨な思い出は、宮崎に絶望や孤独、死者への祈りといった思いだけでなく、大自然とそこに生きる人間の強さをたたえる気持ちを抱かせます。この作品では、極寒ごっかんの地にも訪れる春の気配と生命力を精霊せいれいにたとえています。
(柏木智雄)

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