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被爆した長崎の街を写した全19点からなるシリーズ作品です。被写体は半壊した建物、暗闇に浮かび上がる磔刑像たっけいぞう、濡ぬれた路上、静かな室内など。全体に漂う崩壊のムードは原爆投下の瞬間にそれまで流れていた時が寸断されてしまったかのようです。1960年代から長崎・福岡を拠点にした原田は、自分の住む街に刻まれた歴史や人々の記憶を、あくまでも私的な視点から写し取ろうとしました。印象的なキリスト像や教会は、長崎の人々にとってのひとつの心の拠より所どころであったのでしょう。その後、原田はほかにも1986年から晩年に至る10年ほどを暮らした「横浜」、また日本の近代化に貢献した人々が眠る「外人墓地」を撮ったシリーズなどを残しています。(南島 興)
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被爆した長崎の街を写した全19点からなるシリーズ作品です。被写体は半壊した建物、暗闇に浮かび上がる磔刑像、濡れた路上、静かな室内など。全体に漂う崩壊のムードは原爆投下の瞬間にそれまで流れていた時が寸断されてしまったかのようです。1960年代から長崎・福岡を拠点にした原田は、自分の住む街に刻まれた歴史や人々の記憶を、あくまでも私的な視点から写し取ろうとしました。印象的なキリスト像や教会は、長崎の人々にとってのひとつの心の拠り所であったのでしょう。その後、原田はほかにも1986年から晩年に至る10年ほどを暮らした「横浜」、また日本の近代化に貢献した人々が眠る「外人墓地」を撮ったシリーズなどを残しています。
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