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歌川国芳は、化か政せい期きから幕末にかけて活躍した江戸時代の浮世絵師。動きのある武者絵や当時の政治を風刺する絵などで人気をよびました。 この作品では6人の老人が集まって何やら雑談をしています。国芳は、尾お張藩わりはん(今の愛知県の一部)の侍であった俳人・横よこ井い也や有ゆうの狂きょう歌かをもとにこの絵を描きました。画面の上にその歌が記されています。「しわがよる ほくろができる せはちぢむ あたまははげる 毛は白くなる」に始まり、「又してもおなじ咄はなしに子をほめる 達者自慢に人はいやがる」で終わる六つの歌は、この絵に描かれているような老人のふるまいを様々に戒いましめています。この浮世絵の制作当時54歳であった国芳には、自じ戒かいの思いがあったのかもしれません。(柏木智雄)
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歌川国芳は、化政期から幕末にかけて活躍した江戸時代の浮世絵師。動きのある武者絵や当時の政治を風刺する絵などで人気をよびました。
この作品では6人の老人が集まって何やら雑談をしています。国芳は、尾張藩(今の愛知県の一部)の侍であった俳人・横井也有の狂歌をもとにこの絵を描きました。画面の上にその歌が記されています。「しわがよる ほくろができる せはちぢむ あたまははげる 毛は白くなる」に始まり、「又してもおなじ咄に子をほめる 達者自慢に人はいやがる」で終わる六つの歌は、この絵に描かれているような老人のふるまいを様々に戒めています。この浮世絵の制作当時54歳であった国芳には、自戒の思いがあったのかもしれません。
(柏木智雄)