田家茶話 六老之図 画像 拡大する

でんか さわ ろくろう の ず田家茶話 六老之図

作家名
ウタガワ (イチユウサイ) クニヨシ 歌川(一勇斎) 国芳
作家英名
UTAGAWA (Ichiyusai), Kuniyoshi 
生年
1797年
没年
1861年
制作年
1850年頃(嘉永3年頃) 
技法、材質、形状
木版、二枚続 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
36.3 x 51.0 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
小島豊氏寄贈(小島烏水旧蔵)
分野名
版画(日本作家) 
収蔵品番号
2003-PRJ-032 

歌川国芳は、せいから幕末にかけて活躍した江戸時代の浮世絵師。動きのある武者絵や当時の政治を風刺する絵などで人気をよびました。
この作品では6人の老人が集まって何やら雑談をしています。国芳は、張藩わりはん(今の愛知県の一部)の侍であった俳人・よこゆうきょうをもとにこの絵を描きました。画面の上にその歌が記されています。「しわがよる ほくろができる せはちぢむ あたまははげる 毛は白くなる」に始まり、「又してもおなじはなしに子をほめる 達者自慢に人はいやがる」で終わる六つの歌は、この絵に描かれているような老人のふるまいを様々にいましめています。この浮世絵の制作当時54歳であった国芳には、かいの思いがあったのかもしれません。
(柏木智雄)

Page Top