当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
このページの本文へ移動
横浜美術館コレクション検索
English
コレクション検索TOPへ
地面と冬の草が画面いっぱいに捉えられています。現地で描いたのでしょうか、下の絵具が乾かないうちにどんどん絵具を塗り重ね、草の部分はひっかき線で表して、全体を手早く仕上げた様子がうかがえます。作者の木村荘八は、この時期、友人の画家、岸田劉生が立ち上げたグループ「草そう土ど社しゃ」のメンバーでした。メンバーは、その名のとおり「草と土」をテーマに、互いによく似た作品を描きました。芸術って個性じゃないの?いえいえ、このグループでは、「愛する友に似ること」が友情の証とされていたのです。芸術の考え方もいろいろですね。(蔵屋美香)
Page Top
地面と冬の草が画面いっぱいに捉えられています。現地で描いたのでしょうか、下の絵具が乾かないうちにどんどん絵具を塗り重ね、草の部分はひっかき線で表して、全体を手早く仕上げた様子がうかがえます。作者の木村荘八は、この時期、友人の画家、岸田劉生が立ち上げたグループ「草土社」のメンバーでした。メンバーは、その名のとおり「草と土」をテーマに、互いによく似た作品を描きました。芸術って個性じゃないの?いえいえ、このグループでは、「愛する友に似ること」が友情の証とされていたのです。芸術の考え方もいろいろですね。
(蔵屋美香)