土と草(冬) 画像 拡大する

つち と くさ(ふゆ)土と草(冬)

作家名
キムラ ショウハチ 木村 荘八
作家英名
KIMURA, Shohachi 
生年
1893年
没年
1958年
制作年
1918年(大正7年) 
技法、材質、形状
油彩、カンヴァス 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
38.0 x 45.5 cm 
受入種別
購入 
分野名
油彩その他の絵画(日本作家) 
収蔵品番号
86-OJ-021 

地面と冬の草が画面いっぱいに捉えられています。現地で描いたのでしょうか、下の絵具が乾かないうちにどんどん絵具を塗り重ね、草の部分はひっかき線で表して、全体を手早く仕上げた様子がうかがえます。作者の木村荘八は、この時期、友人の画家、岸田劉生が立ち上げたグループ「そうしゃ」のメンバーでした。メンバーは、その名のとおり「草と土」をテーマに、互いによく似た作品を描きました。芸術って個性じゃないの?いえいえ、このグループでは、「愛する友に似ること」が友情の証とされていたのです。芸術の考え方もいろいろですね。
(蔵屋美香)

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