盗作緊縛 A 画像

とうさく きんばく盗作緊縛 A

作家名
アラキ ノブヨシ 荒木 経惟
作家英名
ARAKI, Nobuyoshi 
生年
1940年
没年
-
制作年
2008年(平成20年) 
技法、材質、形状
銀色素漂白方式印画 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
87.0 x 106.0 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
荒木経惟氏
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
2009-PHJ-013 

緊縛きんばくとは縄できつく縛ること。性愛においては、縛ることと縛られることで愛が増す好性こうせいを指します。これは、当館企画展「健一郎けんいちろう・はな・かくみつあら経惟のぶよし 4人が創る〈わたしの美術館〉展」出品のため制作された作品のひとつ。当館所蔵の下村観山しもむらかんざん《ナイト・エラント(ミレイの模写)》に触発され、撮り下ろされました。
荒木は、生身の人間や流れる時代こそがオリジナルで、それを写真に撮ることはオリジナルの生を盗み、複写することと説きます。そして、性愛と向き合うことを通して、特有の生を切り取る「緊縛」シリーズに、「盗作緊縛」を加えました。ちなみにこの男性モデルは、荒木が選んだ当館学芸員です。
(八柳サエ)

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