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横尾忠則は、分かれ道や境界をテーマにさまざまな「Y字路」(Yの字のように道が分かれる三叉路さんさろ)を描いてきました。この絵は、「ヨコハマトリエンナーレ2011」で発表された16点の《黒いY字路》の内のひとつです。横尾は、鮮やかな色の「Y字路」シリーズでは、見えない世界を「見えるように」描き、反対に「黒いY字路」シリーズでは、「見えているもの」を闇のなかに消滅させることに挑みました。この絵は、横浜美術館を西側から見た外観に着想を得ています。Y字になって奥へと続くように描かれる左右の棟。果物や瓶も描かれ、卓上の静物画のようにも見えます。美術館の奥の暗闇には、果たしてどんな景色が広がっているのでしょうか。(内山淳子)
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横尾忠則は、分かれ道や境界をテーマにさまざまな「Y字路」(Yの字のように道が分かれる三叉路)を描いてきました。この絵は、「ヨコハマトリエンナーレ2011」で発表された16点の《黒いY字路》の内のひとつです。横尾は、鮮やかな色の「Y字路」シリーズでは、見えない世界を「見えるように」描き、反対に「黒いY字路」シリーズでは、「見えているもの」を闇のなかに消滅させることに挑みました。この絵は、横浜美術館を西側から見た外観に着想を得ています。Y字になって奥へと続くように描かれる左右の棟。果物や瓶も描かれ、卓上の静物画のようにも見えます。美術館の奥の暗闇には、果たしてどんな景色が広がっているのでしょうか。
(内山淳子)