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身近な場所で集めた植物の皮や葉、茎くきや枝などを素材に、かご編みの手法で作品を制作する関島寿子。素材を編んだり組んだりしながら、さまざまな形をつくりだします。「編む」という基本の動作を、関島は「絡からめる」「結ぶ」「巻く」「組む」「織る」「捩よじる」という6つの種類に分類します。この作品は、クズの蔓つるを繰り返し「結ぶ」ことで、大きさの異なる3つの四角形を作り上げました。規格化されていない自然素材を扱うことは容易ではありません。曲げたい方向に素材が素直に応じてくれるわけではないからです。作家はむしろこの扱いにくさに寄り添うことで、自らが抱いていた形というものの概念をこわすきっかけとなったと語っています。(長谷川珠緒)
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身近な場所で集めた植物の皮や葉、茎や枝などを素材に、かご編みの手法で作品を制作する関島寿子。素材を編んだり組んだりしながら、さまざまな形をつくりだします。「編む」という基本の動作を、関島は「絡める」「結ぶ」「巻く」「組む」「織る」「捩る」という6つの種類に分類します。この作品は、クズの蔓を繰り返し「結ぶ」ことで、大きさの異なる3つの四角形を作り上げました。規格化されていない自然素材を扱うことは容易ではありません。曲げたい方向に素材が素直に応じてくれるわけではないからです。作家はむしろこの扱いにくさに寄り添うことで、自らが抱いていた形というものの概念をこわすきっかけとなったと語っています。
(長谷川珠緒)