浅草公園(東京) 画像

あさくさ こうえん(とうきょう)浅草公園(東京)

作家名
キムラ イヘエ 木村 伊兵衛
作家英名
KIMURA, Ihee 
生年
1901年
没年
1974年
制作年
1947年(昭和22年)(1984年頃の再プリント) 
技法、材質、形状
ゼラチン・シルバー・プリント 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
21.4 x 21.7 cm 
受入種別
購入 
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
84-PHJ-115 

この写真は終戦から1年経った頃に撮影したと木村伊兵衛は雑誌の対談の中で振り返っています。当時、浅草せんそうの本堂裏にあった公園に人々が集まり、思い思いの時間を過ごしています。ちまたにはまだ虚脱感が漂っており、気の抜けた人物の表情や姿にその時代らしさがあらわれていると木村は語ります。一方、対談相手の写真家、門拳もんけんは写真の構図について話しています。それに従えば、この写真は中央にある銅像の垂直線で画面の中心が押さえられている。右端の男性から銅像下の女性へと視線が流れ、左上で「空がパン」と開けている。この空は焼野原を思わせ、「東京のあっけらかんとした空気が非常に出ておる」そうです。
(大澤紗蓉子)

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