横浜根岸競馬場 画像 拡大する

よこはま ねぎし けいばじょう横浜根岸競馬場

作家名
ヒラオカ ゴンパチロウ 平岡 権八郎
作家英名
HIRAOKA, Gonpachiro 
生年
1883年
没年
1943年
制作年
1912–26年頃(大正時代) 
技法、材質、形状
油彩、カンヴァス 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
45.0 x 52.5 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
金子紀昭氏
分野名
油彩その他の絵画(日本作家) 
収蔵品番号
2021-OJ-011 

競馬は、横浜開港後に来日した外国人がもたらした、西洋文化のひとつです。この作品に描かれているのは、日本初となる常設の洋式競馬場として1866年に開設された、横浜の根岸競馬場と推測されます。作者の平岡権八郎は、画家として活躍する一方、銀座にパリ風のカフェを開業するなど、経営者としても手腕をふるいました。また、養父が横浜で営んでいた遊園地「月園げつえん」の文化事業を企画するなど、娯楽文化ともつながりの深い人物でした。この絵は、馬と騎手をクローズアップするのではなく、引いた位置から、競馬場の風景をとらえようとしています。おそらく、作者の関心は、観戦を楽しむ人々を含めた、競馬という文化そのものにあったのでしょう。
(日比野民蓉)

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