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日本画家、鏑木かぶらき清方きよかたの肖像です。撮影場所は清方のアトリエで、さまざまな画材が置かれた部屋のなかに、清方が静かに座っています。土門拳は、この写真の撮影中に不思議な体験をします。それは、一枚シャッターを切り、つぎの撮影の準備をしてまたシャッターを切ろうとすると、清方が突然現れたかのようにそこにいて、何度もハッとしたというものでした。撮影中、清方はずっと室内にいたにもかかわらず、「まるで空気のように画室に溶け込ん」だ存在感は、目を離すとすっと消えてしまうほどだったということです。多くの芸術家を撮影してきた土門や助手たちでも、この体験は「不思議な感銘」を受けるものだったといいます。(大澤紗蓉子)
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日本画家、鏑木清方の肖像です。撮影場所は清方のアトリエで、さまざまな画材が置かれた部屋のなかに、清方が静かに座っています。土門拳は、この写真の撮影中に不思議な体験をします。それは、一枚シャッターを切り、つぎの撮影の準備をしてまたシャッターを切ろうとすると、清方が突然現れたかのようにそこにいて、何度もハッとしたというものでした。撮影中、清方はずっと室内にいたにもかかわらず、「まるで空気のように画室に溶け込ん」だ存在感は、目を離すとすっと消えてしまうほどだったということです。多くの芸術家を撮影してきた土門や助手たちでも、この体験は「不思議な感銘」を受けるものだったといいます。
(大澤紗蓉子)