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赤地友哉は、漆塗うるしぬりの技術「髹漆きゅうしつ」における重要無形文化財保持者です。漆塗りといっても、木や金属、陶器など素地づくりにおける材料の選択から、形づくり、素地に応じた漆塗りの仕上げまで、一連の工程があります。作品タイトルにある曲輪まげわとは、素地づくりの手法のひとつで、薄い板状に加工した木片を輪にし、それを何重にも積み重ねて器をつくります。木の反りや狂いのない素地づくりとして、紀元前から中国で発展してきた技法です。この作品で赤地は、青森県産のヒバを用い、一本ずつ黒と朱の漆で塗り分け、それを幾重にも組み合わせました。(長谷川珠緒)
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赤地友哉は、漆塗りの技術「髹漆」における重要無形文化財保持者です。漆塗りといっても、木や金属、陶器など素地づくりにおける材料の選択から、形づくり、素地に応じた漆塗りの仕上げまで、一連の工程があります。作品タイトルにある曲輪とは、素地づくりの手法のひとつで、薄い板状に加工した木片を輪にし、それを何重にも積み重ねて器をつくります。木の反りや狂いのない素地づくりとして、紀元前から中国で発展してきた技法です。この作品で赤地は、青森県産のヒバを用い、一本ずつ黒と朱の漆で塗り分け、それを幾重にも組み合わせました。
(長谷川珠緒)