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六歌仙とは、平安時代にまとめられた『古今和歌集』序文に名前が挙げられている、和歌をつくるのがずば抜けて上う手まい6人のこと。文屋康秀ふんやのやすひで、喜き撰法せんほう師し、在原業平ありわらのなりひら、小野小町おののこまち、僧正遍昭そうじょうへんじょう、大伴黒主おおとものくろぬしを指します。この作品では、流れるように連なる着物の描かれ方や、左右にずれながらもほとんど等間隔に並ぶ顔の配置が、私たちの視線を上から下、下から上へとなめらかに移動させます。まるで歌人たちのリズミカルな構成から、心地よい歌が聞こえてくるかのようです。6人がそろって同じ方向に視線を向けているのも、気になるところ。もしや、視線の先に、名歌の着想源が…?描かれていないものへの想像が膨ふくらみます。(日比野民蓉)
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六歌仙とは、平安時代にまとめられた『古今和歌集』序文に名前が挙げられている、和歌をつくるのがずば抜けて上手い6人のこと。文屋康秀、喜撰法師、在原業平、小野小町、僧正遍昭、大伴黒主を指します。この作品では、流れるように連なる着物の描かれ方や、左右にずれながらもほとんど等間隔に並ぶ顔の配置が、私たちの視線を上から下、下から上へとなめらかに移動させます。まるで歌人たちのリズミカルな構成から、心地よい歌が聞こえてくるかのようです。6人がそろって同じ方向に視線を向けているのも、気になるところ。もしや、視線の先に、名歌の着想源が…?描かれていないものへの想像が膨らみます。
(日比野民蓉)