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1954年4月、日本滞在中のキャパのもとに、インドシナ戦争(ヴェトナム・カンボジア・ラオスの3国とフランスとの間の独立戦争)を取材するよう『ライフ』誌から要請が入ります。日本での予定を繰り上げて現地に飛んだキャパですが、5月25日の15時過ぎ、ヴェトナムで地雷を踏んで死去することとなります。自軍の要塞が陥落し、撤退中のフランス軍兵士たちの後ろ姿を写したこの写真は、その死の直前に撮られたものです。プリントに残るネガの縁ふち(黒い余白)は、次のコマがないことの証あかし。これがキャパの「ラスト・ショット」であることが判るかたちで世界に配信したい、というキャパの盟友ジョン・G. モリスの意図によるものです。(松永真太郎)
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1954年4月、日本滞在中のキャパのもとに、インドシナ戦争(ヴェトナム・カンボジア・ラオスの3国とフランスとの間の独立戦争)を取材するよう『ライフ』誌から要請が入ります。日本での予定を繰り上げて現地に飛んだキャパですが、5月25日の15時過ぎ、ヴェトナムで地雷を踏んで死去することとなります。自軍の要塞が陥落し、撤退中のフランス軍兵士たちの後ろ姿を写したこの写真は、その死の直前に撮られたものです。
プリントに残るネガの縁(黒い余白)は、次のコマがないことの証。これがキャパの「ラスト・ショット」であることが判るかたちで世界に配信したい、というキャパの盟友ジョン・G. モリスの意図によるものです。
(松永真太郎)