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1854年3月8日、ペリー率いる東インド艦隊が横浜に上陸しました。黒船が集う沖をバックに、隊列を組む米軍水兵、その様子を見守る武士や地元民がこまやかに描き出され、この歴史的場面の状況をいまに伝えています。作者とされるハイネは、この艦隊お抱えの記録画家で、以前はドイツの宮廷劇場で舞台装飾の仕事をしていました。この作品はそれほど大きいものではありませんが、遠近感を強調したダイナミックな画面構成は、まさに舞台の書き割り(背景画)を思わせます。「東西文化の交流の足跡を辿たどれる作品」を指針のひとつとする当館のコレクションの中で、その交流のはじまりを象徴する一作です。(松永真太郎)
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1854年3月8日、ペリー率いる東インド艦隊が横浜に上陸しました。黒船が集う沖をバックに、隊列を組む米軍水兵、その様子を見守る武士や地元民がこまやかに描き出され、この歴史的場面の状況をいまに伝えています。作者とされるハイネは、この艦隊お抱えの記録画家で、以前はドイツの宮廷劇場で舞台装飾の仕事をしていました。この作品はそれほど大きいものではありませんが、遠近感を強調したダイナミックな画面構成は、まさに舞台の書き割り(背景画)を思わせます。「東西文化の交流の足跡を辿れる作品」を指針のひとつとする当館のコレクションの中で、その交流のはじまりを象徴する一作です。
(松永真太郎)