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岡田は、1920年代にパリで学び、帰国後、洗練せんれんされた女性の群像や都会風景を描いて注目されました。戦争をはさみ、1950年に創作の新たな展開を期待してアメリカに渡り、能の「幽玄ゆうげん」を意識した抽象画を描き評価されました。この作品は戦後の渡米前の代表作で、岡田によれば、地ぬりしたカンヴァスに、まず中間色より少し明るい色の面を、調子を変えながら配置するのだと言います。こうしてできた色の面から発想して、テーマをかためていきます。「シルク」とはフランス語でサーカスのことです。この作品では、そうした手法で道化師や踊り子を群像として描いています。(柏木智雄)
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岡田は、1920年代にパリで学び、帰国後、洗練された女性の群像や都会風景を描いて注目されました。戦争をはさみ、1950年に創作の新たな展開を期待してアメリカに渡り、能の「幽玄」を意識した抽象画を描き評価されました。この作品は戦後の渡米前の代表作で、岡田によれば、地ぬりしたカンヴァスに、まず中間色より少し明るい色の面を、調子を変えながら配置するのだと言います。こうしてできた色の面から発想して、テーマをかためていきます。「シルク」とはフランス語でサーカスのことです。この作品では、そうした手法で道化師や踊り子を群像として描いています。
(柏木智雄)